2006-01-01から1年間の記事一覧

未来への希望を抱いて(71)

私たち国民の責務【その26】 市民による「互助・互恵の輪を広げて……⑥」 映画「ロベレ将軍」と「不作為の責任」 何もしないことが身の破滅を選びとった 政治学者、丸山眞男さんの著書『現代政治の思想と行動』(未来社)の第3部「『政治的なるもの』とその…

未来への希望を抱いて(70)

私たち国民の責務【その25】 市民による「互助・互恵の輪を広げて……⑤」 「若者よ高慢たれ」と歌手・新谷のり子さん 「徒党 組まなきゃ」と歌手・小田和正さん 毎日新聞の「特集ワールド『この国はどこへ行こうとしているのか・団塊世代から』」(4月14日「…

未来への希望を抱いて(69)

私たち国民の責務【その24】 市民による「互助・互恵の輪を広げて……④」 国策を問う住民投票で3者の見解 「米軍基地の移転や原発の立地など、国策の是非を住民投票で問うケースが増えている」、という『国策を問う住民投票』を「論点」に、毎日新聞(5月20…

未来への希望を抱いて(68)

私たち国民の責務【その23】 市民による「互助・互恵の輪を広げて……③」 「“野党”よ 永遠なれ」と浜 矩子さん 毎日新聞(5月7日)「時代の風」で、浜 矩子さん(同志社大学教授)が、「グローバル化と体制翼賛」「『野党』よ 永遠なれ」の見出しで、書かれ…

未来への希望を抱いて(67)

私たち国民の責務【その22】 市民による「互助・互恵の輪を広げて……②」 「怒りはどこへ」…全共闘時代のノスタルジーか? 毎日新聞(5月1日)の「特集ワールド・怒りはどこへ…?」の前文で、藤原章生記者は「『フランスではこの4月、学生たちのデモが政権を…

未来への希望を抱いて(66)

私たち国民の責務【その21】 市民による「互助・互恵の輪を広げて……①」 世相を喝破「牧太郎の・大きな声では言えないが…」 毎日新聞の夕刊で連載されている専門編集委員の「牧太郎の『大きな声では言えないが…』」で、5月23日の「靖国より金力格差だ!」は…

未来への希望を抱いて(65)

私たち国民の責務【その20】 カギにぎる「国民の政治への参加――⑦」 競争原理とは質的に違う人間社会のもうひとつの原理 今回も引き続き、日本社会があいまいにしたり、失ってきた「共同の領域とは何か」について、『豊かさの条件』(暉峻淑子著『岩波新書…

未来への希望を抱いて(64)

私たち国民の責務【その19】 カギにぎる「国民の政治への参加――⑥」 いまこそ生かそう、憲法で定める「主権在民」の精神 今回も引き続き、日本社会があいまいにしたり、失ってきた「共同の領域とは何か」について、『豊かさの条件』(暉峻淑子著『岩波新書…

未来への希望を抱いて(63)

私たち国民の責務【その18】 カギにぎる「国民の政治への参加――⑤」 資本家に指令を発するのはあくまでも市場 今回も引き続き、日本社会があいまいにしたり、失ってきた「共同の領域とは何か」について、『豊かさの条件』(暉峻淑子著『岩波新書』)から引…

未来への希望を抱いて(62)

私たち国民の責務【その17】 カギにぎる「国民の政治への参加――④」 個人生活支える三つの共同部分 今回も引き続き、日本社会があいまいにしたり、失ってきた「共同の領域とは何か」について、『豊かさの条件』(暉峻淑子著『岩波新書』)から引用・勉強さ…

未来への希望を抱いて(61)

私たち国民の責務【その16】 カギにぎる「国民の政治への参加――③」 大事な個人生活の共同領域支えるのが税金 前回につづいて、近年、日本社会があいまいにしたり、失ってきた「共同の領域とは何か」について、『豊かさの条件』(暉峻淑子著『岩波新書』)か…

未来への希望を抱いて(60)

私たち国民の責務【その15】 カギにぎる「国民の政治への参加――②」 競争は国民の負託に応える政治にこそ必要 先の選挙で国民はそれを失した 小泉改革は、昨年の総選挙で圧勝したように、郵政民営化は、あらゆる改革につながる「改革の本丸」に位置づけ、そ…

未来への希望を抱いて(59)

私たち国民の責務【その14】 カギにぎる「国民の政治への参加――①」 先述してきました毎日新聞の「縦並び社会・第3部・格差の源流に迫る」は、8回にわたる特集を終えて、「『縦並び社会』反響特集」(4月22日)を、14ページの一面を使って掲載していました。…

未来への希望を抱いて(58)

私たち国民の責務【その13】 毎日新聞「縦並び社会・第3部」から 毎日新聞連載「縦並び社会・第3部・格差社会の源流に迫る」からの引用で す。 7回目(4月13日)は、「万能でない市場原理」「規制緩和、経済効果に疑問も」の見出しで、記事は株式会社が…

未来への希望を抱いて(57)

私たち国民の責務【その12】 毎日新聞「縦並び社会・第3部」から 毎日新聞連載「縦並び社会・第3部・格差社会の源流に迫る」からの引用で す。 障害者互助会・無認可共済つぶしにかかる改革 5回目(4月7日)は、「改革迫る『ガイアツ』」「利害一致 日本…

未来への希望を抱いて(56)

私たち国民の責務【その11】 毎日新聞「縦並び社会・第3部」から 初めから廃止ありきの結論だった大店法 毎日新聞連載「縦並び社会・第3部・格差社会の源流に迫る」からの引用です。 4回目(4月6日)は、「『消費者優先』の裏で」「便利さ奪った大店法廃…

未来への希望を抱いて(55)

私たち国民の責務【その10】 毎日新聞「縦並び社会・第3部」から 景気回復の陰で弱められていく労働者の権利 毎日新聞連載「縦並び社会・第3部・格差社会の源流に迫る」からの引用です。 3回目(4月5日)は、「過労死防止骨抜き」「『時間外』規制に財界…

未来への希望を抱いて(54)

私たち国民の責務【その9】 毎日新聞「縦並び社会・第3部」から 「小泉改革こそ唯一の格差解決策」と竹中総務相 毎日新聞連載「縦並び社会・第3部・格差社会の源流に迫る」からの引用です。 2回目(4月4日)は、「自治体はたん『自己責任』」「竹中路線…

未来への希望を抱いて(53)

私たち国民の責務【その8】 「新規雇用契約」を撤回させたフランスの若者たち フランスでは、政府の新雇用促進策「初期雇用契約」(CPE)をめぐって、若者たちが政府に激しく抗議し、ついにこの新雇用促進策を撤回させました。 初期雇用契約(CPE)に反対す…

若者たちにいま何が……?

〈前回書き込みの後、セキュリテイ対策でバージョンアップしたところ、古くなったPCには荷が重く、パソコン自体が動かなくなってしまいました。やむなくPCを入れ替えたり、なにかと用事が重なって、復帰に時間がかかりましたが、続きを掲載いたします〉 …… ……

未来への希望を抱いて(52)

私たち国民の責務【その7】 競争プラス道徳や愛国心おしつける 実質・国定教科書『心のノート』 暉峻淑子著「豊かさの条件」からの引用です。 「子どものストレスがどこからきているのか、その本当の原因を改善しようとはせず、それどころか、競争に加えて、…

未来への希望を抱いて(51)

私たち国民の責務【その6】 10余年前の2倍前後と、いぜん多い不登校児 子ども自身が拒否した学校教育 暉峻淑子著「豊かさの条件」からの引用です。 「競争社会が壊していくものを、最も鋭敏に受けとめているのは、子ども社会である。子ども社会の話しをもう…

未来への希望を抱いて(50)

私たち国民の責務【その5】 経済界の都合に合わせた教育求めるおごり 経済利益優先の基準だけでよき社会つくれるのか 暉峻淑子著「豊かさの条件」からの引用です。 「経済界のおごりを感じる。教育の本質って何だろうと考えてしまう。高度成長のころは勤勉…

未来への希望を抱いて(49)

私たち国民の責務【その4】 乖離大きい子どもの求めと国の進める教育 中教審の基本計画はエリート教育に舵 暉峻淑子著「豊かさの条件」からの引用です。 「子どもの求めるものと国が与えようとする教育の現実は離れすぎている。/教育基本法の見直しを答申…

若者たちにいま何が……?

若者たちにいま何が……?

未来への希望を抱いて(48)

私たち国民の責務【その3】 再度『豊かさの条件』から子どもと教育について 次代を担う子どもらの教育環境を考える 近年、働く意欲もなく引きこもるニートや、働くには働いても、親の支援がなければやっていけないようなフリーターといった若者が激増してい…

未来への希望を抱いて(47)

私たち国民の責務【その2】 「教育は何処へ行く」転換期にきた日本の教育 高等教育進学率は世界でもトップレベルだが 日本社会の今後を展望する上で、教育の問題を抜きにしては語れないでしょう。その日本で、大学進学率が04年には、49・9%を数え、18歳人口…

未来への希望を抱いて(46)

私たち国民の責務【その1】 経済成長がすべてだった小泉改革 国民生活優先の意図見えず 小泉改革は、結局「改革なくして成長なし」の言葉にみられるように、政財界が一体となった経済の振興を目指し、とくに「国際競争力に負けない……」ように、を至上命題と…

未来への希望を抱いて(45)

現代社会の何処が問題か【その9】 市場原理主義の弊害説く藤原お茶大教授 規制なくし競争させて弱肉強食社会作った ライブドア事件が、堀江貴文容疑者個人の報道に人々の関心が集まってしまい、事件の本質的な問題が隠れてしまうことが心配、という藤原正彦…

未来への希望を抱いて(44)

現代社会の何処が問題か【その8】 75年の人生で政治が今ほどひどい時代ない 「私が生きてきた時間、親たちから聞いたり、小さい時の体験を含めてこの75年を振り返ってみて、政治がこんなにひどかったことはかってない、というのが今年の実感です」と、語る…