2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

熟練のいる遊び

人気のメンコやビ―玉遊び 学校は禁止していた こんにちでは、ほとんど見られなくなりましたが、男の子は、ベーゴマやメンコ、ビ−玉、女の子はお手玉やオハジキ、手毬つきなどが、どこの地方でも見られました。しかし、ベーゴマは、都会などで多くやられてい…

手作り道具のいろいろ

人気一番の竹トンボ 子供の作るオモチャで、竹トンボは年間を通して高い人気を保っていました。 厚手の竹を割って、5センチ〜20センチくらいの長さで好みの大きさを選びます。幅は1センチ弱〜2センチくらい、5〜7ミリ程度の厚さでほぼ平らにしたもの…

手作り道具のいろいろ

人気の水鉄砲や紙鉄砲、パチンコ 全国どこの地域でもおもちゃの鉄砲類は人気があったようです。 水鉄砲を作るには、肥後守では無理で、家にある鋸などを使います。まず、水をためる筒を作ります。子供の腕くらいの太さの真竹を使って、30センチ前後の長さ…

刃物の使い方を知らない現代の青少年

肥後守世代から見て思うこと マスコミ報道によれば、21日の午後、東大阪市内の公園で、遊んでいた4歳の男児が、17歳の見知らぬ少年に突然ハンマーで頭を殴られ、頭の骨を折る大怪我をするという事件が起きました。 その後の警察の調べによると、少年は…

子供と遊び道具

遊び道具はもっぱら手作りが普通 田舎の子供たちにとって、遊び道具は専ら手作りが普通でした。 先述したような季節の遊び道具として、ソリや竹馬、ワナ、凧上げの凧などを、年上の子が作るのを見て、見よう見真似で作るのですが、なかなか上手くいきません…

厳しい冬は、さぁ子供らの出番

竹馬・ソリ・スケートに寒さも忘れて 雪が降るようになると、もう子供たちは家でじっとしてなんかいられません。裏の竹やぶから竹を切り出して、竹馬を作ります。年上の子の作るのを見習いながら、年相応の高さにしますが、高学年になると地上1メートル以上…

秋は子供たちにも実りの季節

キノコ採りから始まる 9月になると、近くの山でキノコが出始めます。子供たちは、編み目の細かい竹製の籠を肩から吊るして、よく降った雨上がりなどに山に入ると、面白いようにキノコが採れました。 子供でも簡単に採れるキノコは、(地方で呼ぶ通称ですが…

泳ぎに夢中の夏休み

危険も隣り合わせ 夏。待ちに待った楽しい夏休みは、もう宿題もほったらかしで、川や池などで泳いだり、小魚を追いまわし、飽きると近くの雑木林に入り込んで、カブト虫やクワガタ虫を捕らえたりして、よく遊んでいました。 とくに、山里のわりには水泳が得…

子供は遊びの創造主

私が知っているのは、昭和前半の時代ですが、そのころの子供たちは、こと遊びに関しては数え切れないほど無数の体験を持っていたはずです。 遊びの内容は、育った環境にも左右されますが、山里の子は山里なりに、海辺の子は海辺なりに、また都会の子は都会な…

お父さんのガキ大将時代

クマバチとの戦い 1945年と言えば終戦の年です。その前後、小学校高学年だったころのことです。夏休みはもう毎日、朝から川や農業用水池などで終日泳いでいました。かなり危険を伴なうのですが、なれると平気でした。 また、泳ぎに飽きると、裸のままい…

冒険心が悲劇招く

4月9日、鹿児島市の洞窟内で、市内の中学生4人が一酸化炭素中毒で死亡するという事故が発生しました。 洞窟内には、火の焚かれた跡や、エアガンやライター、万能ナイフなどが残されていたといいます。 戦時中の防空壕跡と見られる奥行き30メートルにも…