2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

教育の世界にも広がる格差(20)

「無償の善意に支えられ」の見出しで、毎日新聞(7月27日、「格差幻想 子どもの将来を買えますか」シリーズ6)では、「生活保護家庭」の子弟を取り上げていました。 失意の遺児らに手差し伸べるボランティア 大学生の真剣な叱責にうたれて 母親と2人暮らしの…

教育の世界にも広がる格差(19)

“貧富”で子どもをふるいにかけるのか 貧富で、子どもをふるいにかける時代がやってきたのでしょうか――。長引く不況でリストラや倒産が相次ぎ、一方、公教育といいながらも授業料などの急激な値上がりで、教育を受ける機会均等の理念は今、揺らいできています…

教育の世界にも広がる格差(18)

“学力も金次第”教育はサービス業と 「公教育」の急激な授業料の値上がりがすすみ、不況によるリストラや賃金カットなどで、教育の機会均等が危ふくなっています。そんななかで、さらに格差を大きくしている現実を、「格差の幻想・子どもの将来を買えますか」…

「公教育」機会均等の理念揺らぐ(17)

高校は10年で1万1600円上昇、大学は30年で15倍 「公教育」の理念が揺らいでいる、と毎日新聞(7月17日・朝刊、シリーズ負担あなたの暮らし「授業料」)で、公教育の機会均等を妨げる大幅な授業料値上げ問題などを特集していました。 「教育 揺らぐ機会均等」…

保護者の常軌を逸した「無理難題」(16)

学校側は対応に困惑 「受験のために1カ月休みを」「(親が勝手に)全学級の担任配置案つくる」「風呂に入るよう言って」……などと、常軌を逸した保護者の「無理難題」で、困惑する学校がいま、増えているといいます。そんな現状を、朝日新聞(6月26日、第3社…

家庭で学校で荒れる子どもたち(15)

「キレる小学生」04年度の校内暴力過去最高に 前回、荒れる小学生の学級崩壊などが頻発していることを紹介しましたが、文部科学省の調査でも、それが裏付けられています。 全国の公立小学校の児童が、04年度に起こした校内暴力は、前年度に比べて18・1%も増…

家庭で学校で荒れる子どもたち(14)

「子どもは親の背中を見て育つといわれる。ならばニート、不登校、凶悪犯罪の低年齢化などの今の子ども社会が抱える深刻な問題は、歪んだ大人社会を映し出す鏡でもある。自ら喜びを求め、自ら考える力を持たせられない教育に何の意味があるだろうか。(略)…

「総合的な学習を推進する緊急シンポジウム」から(13)

制度スタートから数年、朝令暮改の教育行政を問う 地域の問題や町づくり、環境問題に欠かせない資源ゴミ回収――などに子どもたちが自主的に取り組んだ「総合学習の時間」の意味や意義を再確認し、広く社会に知ってもらおうと、「総合的な学習を推進する緊急シ…