身近に冒険遊び場を作ろう(1)

国際児童憲章で子どもの遊ぶ権利うたう

日本では、東京・世田谷区代田の羽根木公園内に設けられた「羽根木プレーパーク」が、冒険遊び場の草分けとして有名です。1979年(昭和54年)の夏に開設して、現在に至っていますが、今では、羽根木プレイパークのユニークな運営や子どもたちの生き生きとした遊びに感銘を受けた人々が、趣旨に賛同し、冒険遊び場・プレーパークを設立して、全国各地に普及しています。
そうした運動の輪が広がって、IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)日本支部を結成、世界的な活動の一環として展開しています。このIPAとは、1959年11月に国連総会で採択された『国際児童憲章』の第7条にうたわれた『子どもの遊ぶ権利』を実現するために、1961年に設立された国際的な民間の公益団体・NGOの一つです。15,6年前の数字になりますが、当時で世界50ヶ国に会員を擁していました。